【実例】シングルマザーが7年で300万円貯金できた方法と家計簿のコツ

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「母子家庭で子育てしながら、本当に貯金なんてできるの?」
生活費で手一杯、貯金ゼロからのスタート…。私も離婚直後はそう思っていました。

でも、実際にパート収入月8万円からコツコツ貯め、7年で300万円を達成した先輩シングルマザーがいました。
この記事では、その家計簿や貯金計画をまとめています。

  • 離婚直後の家計スタートライン
  • パート→派遣→正社員でどうやって貯めたか
  • 低収入でもできた家計簿の工夫
  • 固定費削減や投資にどうつなげたか

シングルマザーとして子育てに悪戦苦闘しながら、お金を貯めることに成功した彼女の家計簿を見て、私は離婚する勇気をもらいました。

「今の収入じゃ無理…」と思っている方にこそ届いてほしい内容です。

シングルマザーでも貯金はできる?【実例紹介】

離婚直後:手元12万円からのスタート

離婚した直後の彼女の所持金は約40万円。
そこから市営住宅の入居費や引っ越し代がかかり、手元に残ったのはわずか12万円でした。

家賃は安いとはいえ、子どもとの生活費はこれからずっと続きます。
「このままじゃ将来が不安で眠れない…」という押しつぶされそうな気持ちを抱えて、彼女は貯金をスタートしました。

【パート時代】月8万円から始めた貯金習慣

収入が少なくても、家計を“仕組み化”すれば貯金はできます。
彼女がパート収入のときに実践していたのは次の2つの工夫です。

袋分け家計簿の工夫

毎月の食費を「週ごと」に袋分けして管理。
例えば1週間5,000円、1か月で4週なら2万円ですが、5週ある月は予算をオーバーした分が余り*になります。

👉 その余りはそのまま貯金へ回す

こうすると「自然に貯金が積み上がる仕組み」になり、意志の力に頼らず続けられました。

  • ADHD特性がある私ですが、「忘れっぽくてもできる」方法としても有効です。
    袋分けは“見える化”になるので、無駄遣い防止に役立ちます。

【参考】パート手取り収入81,000円のとき

積み立て

15,000円✕12ヶ月=180,000円

1ヶ月に5週間袋分けの余り*

31,000円✕1.5ヶ月=46,500円

ボーナス

35,000円✕2回=70,000円

就学援助から貯金

年間10,000円

合計

年額で306,500円目標に

この貯蓄とは別に予備費として毎月5000円を別口座に貯めています。

小さな余りを貯金に回す方法

  • 就学援助などの臨時収入はそのまま別口座へ
  • 毎月の余りは“なかったもの”として積立
  • ボーナスや特別収入も一部は必ず貯金へ

収入が少なくても「小さな余りを見逃さず、仕組みとして貯金に回す」ことで、年間30万円以上の貯金が可能になりました。

👉 この考え方を応用すれば、スマホ代や保険料の見直しで浮いた分も貯金に回せます。

毎月のスマホ代や保険料など「固定費」を見直すと、一気に数千円〜1万円以上が浮きます
実際に私は携帯を格安SIMに変えただけで、年間6万円以上の節約に成功しました。


さらに、保険も見直して無駄な契約をやめたことで、教育費に回せるお金が増えました。

👉 自分の収入でどれくらいの生活費が正しいのか【価格.com保険】で無料相談してみました。(Zoomでオンライン相談でした)


はじめは押し売りされるかと思って構えてたけど、実際は拍子抜けしちゃうくらいに家計の相談だけで終わりました。

「自分の収入と支出は大丈夫かな?」と思う方は一度チェックしてみてください。
※ここだけの話、スタバやコメダで使える1,500円ギフトカードがもらえました。

【派遣時代】手取り16万円からの貯金の工夫

離婚後しばらくして、彼女はパートから派遣社員へ転職しました。
手取りは約16万円に増えましたが、「収入が増えるとつい生活水準も上げたくなる」のが落とし穴。

ここで彼女が徹底していたのは、「収入が増えても支出はそのまま」 というルールでした。

固定費を優先的に見直す

派遣時代にまず取り組んだのが、スマホや保険などの固定費の削減。
一度見直せば毎月の支出が自動的に減るので、効果が大きいんです。

  • スマホ:格安SIMに乗り換えて 月7,000円→2,000円台
  • 保険:不要な特約を解約して 月3,000円以上の削減

これだけで 年間10万円以上の節約 につながり、そのまま貯金に回しました。

👉 私も実際に格安SIMへ乗り換えて、年間6万円以上浮きました。
「これだけで子どもと旅行に行ける!」と思うと大きいですよね。
固定費削減もFP相談で解決!

教育費は「別口座」で確保

派遣時代からは、就学援助などの臨時収入をすべて子ども名義の口座に振り分け。
「教育費は教育費」と分けて管理することで、うっかり生活費に使ってしまうことを防ぎました。

👉 教育費や保険の積立が心配な方は、無料相談できるサービスを利用すると安心です。

【参考】派遣社員手取り収入164,000円のとき

積み立て

30,000円✕12ヶ月=360,000円

1ヶ月に5週間袋分けの残り*

31,000円✕1.5ヶ月=46,500円

ボーナス

なし

就学援助から貯金

子ども名義で全額を別口座へ(目標と別カウント)

合計

年額で406,500円目標に

この他に予備費を毎月10,000円ずつ、レジャー費を10,000円ずつ別口座に積み立てます。

生活水準を上げずに「余剰分をすべて貯金」

収入が倍になっても、日常の生活スタイルは変えず、増えた分は丸ごと貯金へ。
この「生活レベルはそのまま」習慣こそが、のちの300万円達成につながっています。

【正社員時代】収入アップとボーナス活用

派遣で経験を積んだのち、彼女は正社員として採用されました。
手取りは約18万円に増え、さらに年2回のボーナスも支給されるように。

収入が安定したことで「これで楽になる」と気が緩みそうになりますが、ここでも彼女が守ったのは “増えた分を生活費に使わない” という鉄則でした。

ボーナスは“全額貯金”を基本ルールに

彼女はボーナスを使い込むことなく、そのまま全額を貯金に回すというシンプルなルールを徹底。
たとえ臨時の支出があったとしても「一部だけ」しか使わず、残りは全額を別口座へ。

この「使わない仕組み」が、年末の貯金額を一気に押し上げていました。

👉 ボーナスの一部を投資信託やつみたてNISAに回すのもおすすめです。
私自身も証券口座を開設して積立を始めたことで、「貯める」から「増やす」へとステップアップできました。

【参考】正社員の手取り収入188,000円のとき

積み立て

40,000円✕12ヶ月=480,000円

1ヶ月に5週間袋分けの残り*

31,000円✕1.5ヶ月=46,500円

ボーナス

180,000円

就学援助から貯金

子ども名義で全額を別口座へ(目標と別カウント)

合計

年額で706,500円目標に

この他に予備費を毎月10,000円ずつ、レジャー費を10,000円ずつ別口座に積み立てます。

レジャー費も積立して「罪悪感なし」

正社員になると、同僚や子どもとのレジャー支出が増えがちです。
彼女は「レジャー費用も毎月1万円ずつ積立」しておくことで、旅行や外食も楽しみながら、生活費を圧迫しない工夫をしていました。

👉 節約=我慢ではなく、「楽しむお金」と「貯めるお金」を分けるのが長続きの秘訣です。

【実録】貯蓄300万円達成までの全記録

離婚1年目
所持金

420,000円

市営住宅敷金

▲96,000円

引っ越し代

▲75,000円

パソコン購入

▲130,000円

新生活時の残高

119,000円

所持金

420,000円

市営住宅敷金

▲96,000円

引っ越し代

▲75,000円

パソコン購入

▲130,000円

新生活時の
残高

119,000円

預金額残高
8月ーーー119,000円
9月15,000円134,000円 
10月15,000円149,000円
11月15,000円164,000円
12月15,000円179,000円
離婚2年目
預金額残高
1月15,000円194,000円
2月15,000円209,000円
3月18,000円227,000円 就学援助も貯金
4月15,000円242,000円
5月15,000円257,000円
6月50,000円307,000円 ボーナスから貯金
7月19,000円326,000円 就学援助も貯金
8月15,000円341,000円
9月15,000円356,000円
10月15,000円371,000円
11月15,000円386,000円
12月111,000円497,000円 就学援助も貯金
12月には袋分け分、ボーナス、就学援助、予備費積み立てから一部を貯金。
預金額残高
1月15,000円194,000円
2月15,000円209,000円
3月18,000円227,000円
※就学援助
も貯金
4月15,000円242,000円
5月15,000円257,000円
6月50,000円307,000円
※ボーナス
からも貯金
7月19,000円326,000円
※就学援助
も貯金
8月15,000円341,000円
9月15,000円356,000円
10月15,000円371,000円
11月15,000円386,000円
12月111,000円497,000円
※就学援助
も貯金
12月には袋分け分、ボーナス、就学援助、予備費積み立てから一部を貯金。

予定よりも11,500円多く貯金できています。

離婚3年目
預金額残高
1月15,000円512,000円
2月15,000円527,000円
3月17,000円544,000円 就学援助も貯金
4月15,000円559,000円
5月15,000円574,000円
6月50,000円624,000円 ボーナスから貯金
7月20,000円644,000円 就学援助も貯金
8月15,000円659,000円
9月15,000円674,000円
10月15,000円689,000円
11月15,000円704,000円
12月109,000円813,000円 就学援助も貯金
12月には袋分け分、ボーナス、就学援助、予備費積み立てから一部を貯金。
預金額残高
1月15,000円512,000円
2月15,000円527,000円
3月17,000円544,000円
※就学援助
も貯金
4月15,000円559,000円
5月15,000円574,000円
6月50,000円624,000円
※ボーナス
から貯金
7月20,000円644,000円
※就学援助
も貯金
8月15,000円659,000円
9月15,000円674,000円
10月15,000円689,000円
11月15,000円704,000円
12月109,000円813,000円
※就学援助
も貯金
12月には袋分け分、ボーナス、就学援助、予備費積み立てから一部を貯金。

予定よりも9,500円多く貯金できています。

離婚4年目
預金額残高
1月15,000円828,000円
2月15,000円843,000円
3月18,000円861,000円 就学援助も貯金
4月34,000円895,000円 次男の入学援助も
5月15,000円910,000円
6月50,000円
▲20,000
940,000円 ボーナスから貯金
      ▲クーラー購入
7月21,000円961,000円 就学援助も貯金
8月15,000円976,000円
9月15,000円991,000円
10月15,000円1,006,000円  ☆100万円到達
11月15,000円1,021,000円
12月120,000円1,141,000円 就学援助も貯金
12月には袋分け分、ボーナス、就学援助、予備費積み立てから一部を貯金。
預金額残高
1月15,000円828,000円
2月15,000円843,000円
3月18,000円861,000円
※就学援助
も貯金
4月34,000円895,000円
※次男の入学
援助も
5月15,000円910,000円
6月50,000円
▲20,000
940,000円
※ボーナス
から貯金
▲クーラー購入
7月21,000円961,000円
※就学援助
も貯金
8月15,000円976,000円
9月15,000円991,000円
10月15,000円1,006,000円
☆100万円到達
11月15,000円1,021,000円
12月120,000円1,141,000円
※就学援助
も貯金
12月には袋分け分、ボーナス、就学援助、予備費積み立てから一部を貯金。

予定よりも41,500円多く貯金できています。

離婚5年目
預金額残高
1月15,000円
▲300,000
856,000円 
      投資信託始める
2月15,000円871,000円
3月21,000円892,000円 就学援助も貯金
4月15,000円907,000円 次男の入学援助も
5月15,000円922,000円
6月25,000円947,000円 転職で収入up!
7月25,000円972,000円 就学援助も貯金
8月25,000円997,000円
9月30,000円
500,000
1,027,000円 昇給で積立up!
1,527,000円 保険満期
10月30,000円1,557,000円
11月30,000円1,587,000円
12月50,000円1,637,000円
12月には袋分けから貯金。
預金額残高
1月15,000円
▲300,000
856,000円
※投資信託
始める
2月15,000円871,000円
3月21,000円892,000円 
※就学援助
も貯金
4月15,000円907,000円
※次男の入学
援助も
5月15,000円922,000円
6月25,000円947,000円
※転職で
収入up!
7月25,000円972,000円
※就学援助
も貯金
8月25,000円997,000円
9月30,000円
500,000
1,027,000円
※昇給で
積立up!

1,527,000円
※保険満期
10月30,000円1,557,000円
11月30,000円1,587,000円
12月50,000円1,637,000円
12月には袋分けから貯金。
離婚6年目
預金額残高
1月30,000円1,667,000円 
2月30,000円1,697,000円
3月30,000円1,727,000円
4月30,000円1,757,000円
5月40,000円1,797,000円 正社員でup!
6月150,000円1,947,000円 転職後ボーナス初
7月52,000円1,999,000円 残業代も
8月48,000円2,047,000円 ☆200万円到達
9月63,000円2,110,000円 残業代も
10月53,000円2,163,000円 残業代も
11月60,000円2,223,000円 残業代も
12月247,000円2,470,000円 残業代も
12月はボーナスから16万円、袋分けから3万円。
預金額残高
1月30,000円1,667,000円 
2月30,000円1,697,000円
3月30,000円1,727,000円
4月30,000円1,757,000円
5月40,000円1,797,000円
※正社員でup!
6月150,000円1,947,000円
※転職後
ボーナス初
7月52,000円1,999,000円
※残業代も
8月48,000円2,047,000円
☆200万円到達
9月63,000円2,110,000円
※残業代も
10月53,000円2,163,000円
※残業代も
11月60,000円2,223,000円
※残業代も
12月247,000円2,470,000円
※残業代も
12月はボーナスから16万円、袋分けから3万円。
離婚7年目
預金額残高
1月51,000円2,521,000円 残業代も
2月49,000円2,570,000円 残業代も
3月53,000円2,623,000円 残業代も
4月51,000円2,674,000円 残業代も
5月54,000円2,728,000円 残業代も
6月370,000円3,098,000円 ボーナスup!
       ☆300万円到達
預金額残高
1月51,000円2,521,000円
※残業代も
2月49,000円2,570,000円
※残業代も
3月53,000円2,623,000円
※残業代も
4月51,000円2,674,000円
※残業代も
5月54,000円2,728,000円
※残業代も
6月370,000円3,098,000円
☆ボーナスUP!
☆300万円到達

7年間で300万円達成!その秘訣まとめ

こうして彼女は、離婚直後の手元12万円からスタートし、7年で300万円の貯金を達成しました。

成功の秘訣は大きく分けて5つ:

  • 固定費を徹底的に見直した(スマホ・保険など)
  • 収入が増えても生活水準を上げなかった
  • ボーナスは全額貯金へ
  • 教育費やレジャー費を“別口座管理”した
  • ズボラな弱点を“自動化と見える化”で補った

これから貯金を始める人へおすすめの一歩

もし今「貯金なんて無理」と思っているなら、最初の一歩は “固定費の見直し” がおすすめです。

  • スマホ代を格安SIMに変える
  • 保険を無料相談サービスで見直す
  • 証券口座を開設して少額から積立投資を始める

👉 この3つだけで、年間数万円〜数十万円の差が生まれます。

まとめ:小さな一歩が未来を変える

シングルマザーだからこそ、将来に備えたお金の準備は大切です。
でも無理をする必要はなく、毎月少しずつの積立と固定費の見直しだけでも、確実に未来は変わります。

「子どもと安心して暮らしたい」
「自分の人生を取り戻したい」

そう願うなら、今日から小さな一歩を始めてみませんか?

シンママ先輩の家計簿からやりくり方法をチェック!
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